韓国からお客さまが来た。 Silla University のパク教授と、Danjae school のパク先生。そのご令息で一橋大学留学中のパク君と、そのお友だちの生巣さん(彼女は日本人)。 パク教授は『先生はえらい』の翻訳者である。 パク先生は『下流志向』を読んで、膝を叩いて(ほんとうに叩いたらしい)、叩きすぎて膝が痛くなったので、そのあと韓国語版のウチダ本を順番に読書会で取り上げて、教員仲間でお読み頂いているそうである。 『先生はえらい』も、この方々のおかげで出ることになった。 このあと『街場の教育論』、『街場のメディア論』を続けて翻訳出版したいという。 隣国で自分の本が読まれることはたいへんにうれしいけれど、それは翻って言えば、日本と同じ問題を韓国社会も抱え込んでいるということである。 韓国はご存じの通り、かつての日本に似た受験競争・学歴社会である。 高学歴を手に入れることが死活的