concoi(こんこい) 長瀞渓谷(ながとろ けいこく)は、日本の埼玉県秩父地方に位置する、荒川上流部の渓谷である。岩畳(いわだたみ)など岩石の間を緩やかな流れ(瀞)が長く続くことから、近代以前より長瀞と呼ばれてきた。1924年(大正13年)12月9日に「長瀞」名義で国の名勝及び天然記念物に指定されている。埼玉県立長瀞玉淀自然公園の一部でもある。 長瀞渓谷の範囲は秩父郡長瀞町のほか、上流の皆野町内の川岸も含む。岩畳など渓谷美が見られるのは約4kmの一部。川下りの発着場がある親鼻橋→岩畳→高砂橋は各3㎞、合計6㎞である。 岩畳をはじめ地下深くの高圧下で形成された結晶片岩が地表に露出するなど、地球内部を地質学的に垣間見ることができるとの意をもって「地球の窓」の雅名もある。 概要 1878年(明治11年)、ドイツ人地質学者ハインリッヒ・エドムント・ナウマン(ナウマン博士)による日本列島各地の地質
