振り込め詐欺、架空請求、ネット詐欺、そして悪徳リフォームと、人の不安をあおり、弱い心につけ込む詐欺行為が絶えません。ここ数年は、人の善意をも食い物にしようと、架空の募金活動や慈善事業を名乗る詐欺も各地で頻発しています。05年5月にはニセ街頭募金で4000万円を稼いだとみられる男も逮捕されました。ニセの募金団体を見分け、被害を未然に防ぐにはどうしたらいいかを考えてみましょう。 集めた募金を株取引に? ニセ募金団体主宰者のあきれた手口 大阪市内などで難病の子どもの支援を名目に募金活動を行っていたNPO緊急支援グループという任意団体の主宰者(34)と代表者(60)が、5月31日に逮捕されました。 このグループは、04年10月頃から、大阪の繁華街に突如として出現し、揃いの服を着た若者が、大々的に街頭募金活動を行っていました。でも、その割には募金の使途を聞いても明確な答えが返ってこないなどの不審な点
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