あまり評判の芳しくないアベノミクスの成長戦略であるが、その柱として、依然、大きな期待を集めているのが「女性の活躍促進」である。 既に、4月19日に行われた「成長戦略スピーチ」(成長戦略の第一弾発表)において、安倍首相は「女性の活躍は成長戦略の中核をなす」と打ち上げ、「育児休業3年」「待機児童を5年でゼロ」「上場企業に女性役員を1人」といった政策案を発表して耳目を集めた。 6月14日に閣議決定された成長戦略(日本再興戦略-JAPAN is BACK-)においても、下記のように、さらに踏み込んだ施策、数値目標が決定されている。 (趣旨) 出産・子育て等による離職を減少させるとともに、指導的地位に占める女性の割合の増加を図り、女性の中に眠る高い能力を十分に開花させ、活躍できるようにすることは、成長戦略の中核である。 (大きな政策目標) こうした取組により、「M 字カーブ問題」の解消に向け、202