(左から)久保田秀敏、寺西一浩監督、 一ノ瀬文香、西村一輝、矢吹春奈[映画.com ニュース] 「東京 ここは、硝子の街」などで知られる寺西一浩監督の最新作で、原作・製作総指揮・脚本・編集も兼ねた「新宿ミッドナイトベイビー」が1月9日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷でレイトショー公開された。 日本で初めて同性婚をテーマにした野心作で、寺西監督は「出演者1人1人の力が結束した。ちょっと衝撃的なところもあるが、こういう価値観、結婚観があることを知ってもらいたい」とアピール。主人公のゲイカップルの1人、アキラ役に抜てきされた久保田秀敏は「難しいテーマで、どう演じていいか最初は戸惑ったけれど、監督から指導、アドバイスを受けて、なんとか撮りきることができた」と振り返った。 アキラの妹を演じた矢吹春奈が、「ハプニングもいろいろあって、撮れなくなったシーンで監督が頭を悩ませて急きょ、別のエンディング
弥次さん喜多さんの珍道中が人気を博した、十返舎一九の『東海道中膝栗毛(ひざくりげ)』。二人が向かった伊勢に酒井順子さんが赴き、今なお残る江戸時代の情趣に触れた。 退路断ったヤケクソの旅 初めて私が“弥次喜多モノ”に接したのは、長谷川町子さんの『新やじきた道中記』。次は、しりあがり寿さんの『弥次喜多in DEEP』。いずれも漫画ですが、名うての漫画家の執筆意欲を刺激する、まさに漫画的な魅力が十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にはあります。 弥次さん喜多さんといえば、「お伊勢詣(まい)りに向かう、滑稽(こっけい)な二人組」という印象ですが、二人は単なる友達ではありません。「道中膝栗毛発端(はじまり)」によれば、駿河の裕福な商人の家に生まれた弥次郎兵衛はやがて酒色に溺れ、旅役者の華水(はなみず)多羅四郎(たらしろう)が抱える鼻之助という若衆と男色関係に。駆け落ちで江戸に来た後、元服した鼻之助が、喜多
心に大きな傷を負うほどつらい経験をした後には、不安や緊張が続いたり眠れなくなったりする「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」が起きることがある。その一方で、逆境を乗り越えた後に大きく成長する人たちもいる。この「心的外傷後成長(PTG:post-traumatic growth)」と呼ばれる変化は、これまで20年にわたって研究されてきた。 PTGという言葉は、心理学者のリチャード・テデスキとローレンス・カルホーンによって1990年代に作られた。トラウマや苦しい環境を乗り切ったことで起きるポジティブな変化を表す。これまでの研究で、心に大きなダメージを受けた後、それを乗り越えた人の70%が、何らかのポジティブな心理的成長を遂げているとわかっている。 人生に深く感謝するようになった。人生の新しい可能性を認識するようになった。より満足できる人間関係を持つようになった。より豊かでスピリチュアルな人生を
障害者差別解消法が四月から施行される。不当な差別を禁止し、必要な配慮をするよう義務づけていて、障害者政策を大転換する内容。しかし法成立から二年半たつのに、省庁の中には法律で義務づけられた指針を民間事業者に通知していないなど、政府の対応は遅れている。このまま事業者への周知が進まなければ、法律が現場で適用されず、障害者の要望が実現しない事態になりかねない。 (城島建治) 法律は二〇一三年六月に成立した。国の機関、地方自治体、民間事業者に対し、不当な差別的対応を禁止した上で、合理的な配慮(その場で可能な配慮)を義務づけた。法の趣旨を周知するには時間が必要との理由で、施行は約三年後になった。 合理的な配慮とは、例えば車いすを利用する人に建物入り口に段差スロープを設置すること。負担が過重にならない範囲で、障害者の要望に対応しないといけない。行政機関は法的義務、民間は一律に対応できないとして努力義
JR新宿駅の南口に今春オープンする「新宿南口交通ターミナル」について、国土交通省関東地方整備局は1月8日、愛称を「バスタ新宿」に決めたと発表した。
メディアが描く女性像が、ネットで物議をかもす例が目立っている。受け手の共感を得られなくなってきているのは、なぜなのか。 フジテレビで46年放送が続く「サザエさん」。今年4月の放映で、専業主婦のサザエさんがスーパーのパートで働くことになった。 だが、数日で辞めてしまった。「もう辞めるっていうの… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。
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