「超強硬」公言してきたのに妥協に急旋回 「年内妥結」にこだわり主導権失う 「朴大統領、安倍首相の返し技に遭った」 安倍首相、岸田外相の訪韓を推し進めたのに 政府、会談の事実さえ遅れて公表 日本のメディアの報道には「憶測」と言い逃れ続ける 被害者の立場を排除し成果の広報に奔走 「朴槿恵(パク・クネ)大統領が日本軍『慰安婦』被害者の問題と関連し、年内妥結を圧迫して、安倍晋三首相の返し技に遭った。朴大統領がなぜこんなに急いだのか、理解できない」。朴槿恵政権と安倍晋三政権が28日に行った日本軍慰安婦問題に関する合意について、元政府高官が29日、ハンギョレに話した総評だ。 今回の交渉は内容にも問題があるが、手順と形式においても数多くの問題点を露呈させた。両極端に揺り動いた政策基調の急旋回と、交渉戦略の不在に伴う主導権の喪失、当事者間の疎通の不在など、まさに八方破れだ。今回の合意は、朴大統領と安倍首相