文部科学省は8日、人物を重視した評価を入学試験に取り入れる大学などを公募し、1校につき2000万円の補助を行う事業を始めると発表した。 政府の教育再生実行会議は昨年10月、知識偏重の入試から脱却し、意欲や適性も含めた人物評価で選抜することを提言。これを受け、同省は、学力だけでなく、部活動やボランティア、海外留学の経験などを入試の評価対象にする大学や短大を公募し、審査を経て、計8校に各2000万円の補助を行うことを決めた。5月下旬に申請を受け付け、9月上旬に審査の結果を公表する。 このほか、高校生に大学レベルの授業を体験する機会を提供する「高大接続」に取り組む大学や、街づくりなど地域の課題を解決するため学外で活動する授業を行う大学なども、公募して補助の対象にする事業を行う。