50社ほど受けたがことごとく失敗し、ハローワークの求人で入ったのが「東進」のフランチャイジー企業だった。「週2日の休み」という話だったが、じっさいは年に数日しか休めない過酷な現場だった。「ゆっくり休めたのは元旦だけ」と体験を振り返るAさん。 東進衛星予備校で働いた社員の体験記を掲載したところ、記事が虚偽だとしてフランチャイズ(FC)運営会社のナガセから記事削除の要請があった。この件は、すでにお伝えしたとおりだ。その一方で、編集部には「東進」の労働現場からの悲鳴が、日々、届いている。ナガセとFC契約する東日本地方の零細会社に大学新卒で就職、いきなり東進衛星予備校の「校舎長」に就任したAさん(20代後半、男性)は、年間の休日がトータルで数日だけ、それも、電話から解放されて心身ともに完全に休めるのは元旦だけ、というむちゃな働きかたを強いられたという。連日のサービス残業で帰宅が深夜となる長時間労働