高齢者が運転する自動車事故が相次いでいる問題をめぐり、東京都の小池百合子知事は12日記者会見し、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ装置について購入・装着費を9割補助する対策を31日から始めると発表した。都内在住で2019年度中に70歳以上になる運転免許所有者が対象。自己負担は4000~1万円程度で済むようになり、都は2万台への補助を想定している。 自家用車に装置を付ける場合、1台当たり10万円を限度に助成する。都が指定する自動車用品店や車の販売ディーラーで装置の装着や補助申請を受け付ける。今回の対策は20年8月31日で終了する予定。 小池氏は「高齢者には安全に運転を続けることができるように補助制度を利用していただきたい」と呼び掛けた。 【了】