日本のアイドルグループ「欅(けやき)坂46」が着た衣装がナチス・ドイツの軍服に酷似していると指摘され、所属レコード会社側などが「認識不足だった」と謝罪する事態に。アニメに代表されるサブカルチャーの世界で、現実から遊離した戦争や武器があふれる日本と、欧米の歴史意識とのギャップが浮き彫りになった。 発端は10月22日に横浜市内で開かれたハロウィーンイベント。ワシのような紋章付きの黒い帽子と黒いマントを身に着けたメンバーが登場すると会場は大いに盛り上がった。ファンの間でも「格好いい」と好評だった。 だがほどなく、ネット上で彼女たちの衣装が「第2次世界大戦時のナチス親衛隊(SS)にそっくり」という批判が国内外で沸き起こった。 ▽深い傷 ナチス・ドイツによって約600万人のユダヤ人が虐殺されたとされる「ホロコースト」は、欧米の人たちの心に深い傷として刻まれたままだ。1980年代になると、経済停滞を背
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