逮捕された植松聖容疑者(26)は、ことし2月、東京・千代田区にある衆議院議長の公邸を訪れ、「障害者を抹殺する」などと書かれた手紙を警備にあたっていた警察官に渡していたことが捜査関係者などへの取材で分かりました。 警察官は手紙を受け取りませんでしたが、植松容疑者が翌日の15日も再び訪れたため、衆議院事務局に確認したうえで手紙を受け取ったということです。手紙はA4の大きさのレポート用紙数枚にわたって直筆で書かれていて、「日本のために障害者470人を抹殺する」とか「障害者が安楽死できる世界を望む」などと書かれていたということです。また、植松容疑者の名前や住所も記載されていたということです。 警視庁は、その日のうちに住所がある地域を管轄している神奈川県警の津久井警察署に情報提供したということです。