みなさん、こんにちは。 さて、これは実に個人的な話題だから、数学や理論物理に関心のない人はスルーして欲しい。時間のムダである。 2週間ほど前にひどい腰痛になった頃から、ノーバート・ウィーナーの自伝、そして腰痛が回復してからウィーナーの初期の論文を少しずつ読んできているのだが、いくつか実に面白い事に気づいたのである。 もちろん、この気付きは、一般の物理学の歴史や数学の歴史書には殆ど載っていない。 まず結論から言うと、 (あ)量子力学の不確定性理論の発見はウィーナーの方がハイゼンベルグより先だった! (い)ディラックのデルタ関数の発見者はディラックではなく、ウィーナーだった! この二点である。 まず(あ)について 情報時代の見えないヒーロー ノーバート・ウィーナー「情報時代の見えないヒーロー」:彼はAIの未来を見通していた!?によれば、ノーバート・ウィーナーは、1922年、1924年、1925