若者やそのグループが自らのグループを「チーム」と呼んでいたことからチーマーと呼ばれるようになった。 チーマーの発祥は渋谷カジュアルファッションをしたいわゆる「渋カジ族」で、慶應義塾高校、青山学院高等部、成城学園高校といった良家の子女が通う名門私立高生たちであった。彼らが渋カジ族であるのは高校を卒業する18歳までで、大学に入れば遊ぶ場所を六本木に変え、その後は一流企業に就職していくような要領のいい者が多く、将来を考えて事件に巻き込まれることは極力避けたかった。そうして渋谷のセンター街から名門校生は姿を消し、渋カジ族はいつしか不良系の少年少女の溜まり場となり、名前もチーマーと変わっていった[2]。 初めは渋谷でみられた事象だけを指していたが、後にそれ以外の地域の類似グループもそう呼ばれるようになる[3][4][5]。なお、チーマーという言葉は少なくとも1989年以前から存在していた[1]。 1