三浦つとむ(1911-1989)。哲学者・言語学者。本人は「科学者」の呼称を好んだ。本名は三浦二郎。マルクス・エンゲルスを独学で研究し、弁証法への理解を深める。戦後、スターリンの言語学を批判した時枝誠記を支持し、時枝言語学を批判的に継承する。主著に『哲学入門』(真善美社、1948)、『弁証法はどういう科学か』(講談社、1955)、『日本語はどういう言語か』(講談社、1956)、『認識と言語の理論』(勁草書房、1967-1972)。その他多数。
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