CERT セキュアコーディングスタンダードの概要 ネットワーク化されたソフトウェアシステムへの依存度が高まるにつれ、そのようなシステムを狙った攻撃の数は増えてきている。政府、企業、教育機関、個人を狙ったこれらの攻撃は、機密データの消失や漏えい、システムの損傷、生産性の低下、および金銭的な損失につながっている。 ソフトウェアの脆弱性に関する報告は驚くべき速さで増え続けており、そのうちの大部分はテクニカルアラート(注意喚起)の発行につながっている。この増大する脅威に対処するためには、ソフトウェアの開発や継続的なメンテナンスの過程で作りこまれるソフトウェアの脆弱性を大幅に削減する必要がある。 安全なソフトウェア開発に不可欠な要素は、適切に明文化された、適用可能なコーディングスタンダードである。コーディングスタンダードがあれば、プログラマは個人の得意な方法や好みではなく、プロジェクトと組織の要件に
![CERT C コーディングスタンダード 00. はじめに](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7dd958779816f7e1a8006230cb8f8f321ee39ab8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.jpcert.or.jp%2Fcommon%2Fimage%2Fogp_image.jpg)