『前田建設ファンタジー営業部Neo』(幻冬舎刊/1365円)では、建設業界の超一級の頭脳を集めて、『銀河鉄道999』の地球発信用高架橋が実現検討された。最新のジャブローの実現検討にも、期待が高まる。 前田建設工業は、1919年創業の準大手ゼネコン。建設実績としては、青函トンネルや福岡ドーム、海ほたるパーキングエリア、柏崎刈羽原子力発電所など、硬軟さまざまな建造物を手がけ、伝統と技術力を誇っている。現在も、「環境経営No.1企業」を標榜し、事業の拡大を図っているのだ。 そんな企業の名が、数年前より一部のアニメファンやマニアの間で、一際脚光を浴びることとなった。 それは2003年、同社に新しくできた「ファンタジー営業部」が、往年の人気アニメ『マジンガーZ』の格納庫を実際の土木技術を用いて建設した場合の費用や工期などを、本当に算出したというもの。これが30~40代の男性ファンの心をおおいにくすぐ