いい感じの音楽が流れるカフェで、男友達とごはんを食べていたときのこと。急に「この曲なんだっけ?」と言い出した彼。「調べようか?」と筆者がスマホに手を伸ばしたあたりで、「思い出した! この曲をプロデュースしている○○さんのあの曲がよくてさ…」と、音楽うんちくが始まったのです。なーんだ、最初のセリフは「オレ、音楽詳しいんだぜ」アピールをするための“フリ”だったのね。 この一件があってから、意識して会話するようにしてみたところ、“フリ”のなんと多いことか! 女友達は「全然カッコよくないよ」と言いながらイケメン彼氏の写真を見せてくるし(本音/「イケメンじゃん!」という褒め言葉を待っている)、後輩は「ちょっと締め切りがタイトだったんで…」と原稿を提出してくるのです(本音/「時間があればもっといい原稿が書けた。これが実力じゃないぞ」という言い訳)。うわ~、日本はいつからこんな“察してほしい”文化になっ