「ひと夏の恋」とか「夏は恋の季節」なんて言うように、なんだか夏になると恋がしたくなる気がします! これっていったいどうしてなのでしょうか? 恋愛心理や脳科学に詳しい、まついゆうへいさんにお話を伺いました。 夏は脳が快感物質を分泌する!?「夏が『恋の季節』と言われる理由はふたつあります。ひとつは、“非日常”だからです。夏休みや花火などのイベントは仕事や学業からはなれた非日常ですよね。人の脳は、非日常に身をおくと開放感からドーパミンやエンドルフィンなどの快感物質を分泌します。これは一種の興奮状態でトランス状態ともいいます。 トランス状態になると、ふだんは理性で抑えていた本能がちらりと顔を出し男女の欲求が刺激されるので、先をあまり考えずに恋に落ちるケースが多いのだと思います。そして、夏が終わりトランス状態から目を覚ますと別れてしまう…、これが『ひと夏の恋』のメカニズムといえるでしょう」(まついさ