ブンデスリーガ2部で活躍する元川崎フロンターレのチョン・テセ。8ゴールを挙げ、ウィンターブレイク前の得点ランキング5位 まさかこれほどプレースタイルが変わっているとは。 12月17日、デュイスブルク対ボーフムの試合を観に行くと、今年7月にボーフムに移籍したチョン・テセが別人のようなスタイルでプレーしていた。 川崎時代のテセと言えば、パワーを生かしてブルドーザーのように相手をなぎ倒してシュートを打つイメージが強かったように思う。だが、このデュイスブルク戦はまったく違った。4-5-1の1トップの位置に入り、小刻みにステップを繰り返して、常にDFラインの裏に飛び出ることを狙っていた。あえてたとえるなら、まるで広島の佐藤寿人のようなプレースタイルだった。 パワー重視だったテセがドイツ2部ではスピードスターに!? そして後半8分、その「裏に出る動き」がついに報われる。中盤から出たスルーパスで一気に抜