米連邦通信委員会(FCC)は米国時間2009年4月8日,全米規模のブロードバンド計画の策定に向けた手続きを開始したと発表した。すべての米国民がブロードバンドを利用できる環境を整えることを目標とし,関係者から広く意見を募る情報提供要請(Notice of Inquiry)を公表した。 Barack Obama大統領が2月17日に署名した7890億ドル規模の景気対策法案(米国再生・再投資法案:American Recovery and Reinvestment Act)には,ネットワークのインフラ整備に関して,都市から地方までのあらゆる地域で高速ブロードバンド接続を利用可能にするとの項目が盛り込まれている(関連記事:7890億ドル規模の景気対策法案,クリーン・エネルギーに1000億ドル)。今回FCCが開始した全国計画の策定はこの項目に基づくもの。 Notice of Inquiryでは,消費者