今年のツール・ド・フランスは様子が少しおかしい。見たこともない、聞いたこともない珍事が相次いでいます。7月8日に行われた第7ステージではラスト1000mを示す巨大な風船アーチ、フラムルージュが落下するハプニングが発生。7月14日、華のステージになるはずの第12ステージでは、コース上に飛び出した観客を避けるため急停止をしたカメラマンのバイクに、リッチー・ポート(オーストラリア、BMC)、クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)、バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)が相次いで衝突。自転車が使用できなくなったフルームはランをする羽目になりました。まるでトライアスロン大会を見ているようでした。 ツール・ド・フランス第12ステージ。アクシデントにより走る羽目になったクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) Photo : Yuzuru SUNADA 「選手の扱い