妖怪雪濃段 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 【原文】 見越大坊主、すご/\帰らんとする折節、宿の亭主三つ眼《まなこ》帰り、宿を貸しける故、喜ぶ。 「恐らく、我に怖《お》じる物ハ無い。 しかし、坂田金平《さかたのきんぴら》にハ、愚僧《ぐそう》も草臥《くたび》れ申した」 「この上ハ、互いに心を合はせ、坂田が魂を奪ひ申さん。 あれ/\、東に当たって、赤く鋭《するど》なる雲気《うんき》立ちしハ、武勇優れし者、此の山へ徘徊《はいくわい》すると覚へたり」 「いざ、貴僧の化け様《やう》の秘密、承ハらん」 女房、雪女。 【現代語訳】 雪女に宿泊を断られ、すごすごと帰ろうとした、ちょうどその時、家の亭主の三つ眼《まなこ》が帰って来て、宿を貸してくれたので、見越大坊主は喜びました。 見越大坊主 「おそらく、ワシに
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