岡田 大助 @IT編集部 2007年11月26日 RFIDが注目されて数年が経過したが、寄せられている期待ほどに導入は進んでいない。その理由として、コスト面やRFIDタグの読み取りの確実性などの課題が挙げられているが、おそらくその根本にあるのは「RFIDとは何か」という質問に対して、複数の回答がなされるためではないだろうか。 RFIDとは、無線を使った個体認識技術のことである。しかし、関与するユーザーの視点によってさまざまな“RFID”が存在してしまうのが、RFIDへの理解を複雑なものにしている。 RFIDタグやリーダ/ライタといったハードウェアは、バーコードや二次元バーコードと同様、単なるコード情報の入力インターフェイスに過ぎない。しかし、RFIDというキーワードから最初に連想されるものでもある。 ミドルウェアやデータベースを組み合わせることで、RFIDは対象に付与したIDを取り扱うため