「3分前、ピッ……、ピッ……、ピッ……」 月曜日の朝、枕元で不審な音がする。だが眠い。無視して眠り続ける。 「1分前……ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……」 秒針の間隔が短くなる。でも眠いんだってば。昨夜は飲み会で終電だったし、睡眠を十分に採らないと仕事にも支障が出るから、まだ起きちゃダメなんだよ――自分に言い訳しながら、布団を頭からかぶり、眠り続ける。 「10秒前……3、2、1、ドカーーーーーン!!!!」 ――!? 「ドカーーーーーン!! ドカーーーーーン!! ドカーーーーーン!! ドカーーーーーン!!」 激しい爆発音が、枕元に置いた怪しげな機械から響く。何度も何度も。止まらない。仕方なく布団からもぐり出て、機械に付いている赤・黄・青の3本のプラグを抜いてみたり、黒いボタンを闇雲に押してみたりするが、爆発音は止まない。どうすればいいんだ。焦る。 「ドカーーーーーン!! ドカーーーーーン!! ドカ