苦節5年。「iPhone 3GはNTT docomo」から出ると言われていたにも関わらず、日本でiPhoneに一番乗りをしたのは孫社長のSoftBankでした。 あれから早5年経つわけですが、ついにNTTドコモが、悲願となるiPhone 5Sの販売に乗り出します。これまで、なぜiPhoneはドコモから出なかったのでしょうか。 iモードとの競合 NTTドコモは、iモードを軸とした強力なエコシステムを構築しました。各メーカーもキャリアの意向に従って、iモードに対応した携帯電話を作ってきました。音楽や動画を手軽に携帯電話で楽しめるようになりました。アプリケーションやさまざまなサービスが、こうした携帯電話に合わせて作られることになります。携帯電話の決済とコンテンツの課金システムを活かし、キャリアが莫大な利益を得ることに成功してきたのです。 海外ではPDAを源流とするスマートフォンが台頭してきた時も