日本の教育には「多文化共生」が足りていない 私の出身のインドでは同世代に貧しい人が多く「自分たちを貧乏から救うのは教育しかない」という認識が一般的でした。私は日本のIT企業や銀行で働きましたが、多少成功してお金を稼いだとしても、教育が最も重要だという考え方は体に染みついていて今でも変わりません。 私は大学生のころに、大学で日本語と経済学の先生をした経験があり、教えることに強い興味がありました。人に何かを教える、自分の思いや知識を伝えることへの思いがとても強いのです。人に教える、共有することで自分の理解も深まると理解しました。 私はインドで教育を受け、日本、中国、フランスへの留学経験があります。また、私の息子は日本のインターナショナル校、公立校を経験し、英国の高校を出て英国の大学に在籍中です。よって私は直接、間接的に5カ国の教育に触れる機会を得ました。そこで感じたのは、日本の教育には良い面も