シナリオ崩壊、メダルは絶望的 ショート女子3千リレー2010年2月14日19時59分 女子3000メートルリレー予選で3位に終わり、決勝進出を逃した日本の選手たち。左から桜井、伊藤、小沢、酒井=金川雄策撮影 「過去の実績からメダルを狙えるのは女子の(3000メートル)リレー」。大会前の柏原幹史監督の威勢のいい言葉がむなしく響く結果だ。予選で2位のカナダに大きく引き離されて3位。5〜8位決定戦に回り、日本のメダルは絶望的となった。 今季のW杯ランキング1位の中国、4位のカナダ、8位のハンガリーと同じ組。ランキング5位の日本の作戦は「カナダにピタッとつけてチャンスを狙う」(柏原監督)。だが、出だしからシナリオ通りにはいかなかった。 第1走者の伊藤亜由子(トヨタ自動車)。スタートダッシュで中国のエース王濛に外側からプレッシャーをかけられ、ひるんだ。「まさか王濛が第1走者だとは思わなくて、動揺して