「将棋界の信頼を失いかねない」「恐れていた事が事件になった」――。日本将棋連盟が2016年10月12日に明らかにした、三浦弘之九段(42)の「カンニング疑惑」が、棋界関係者の間でも波紋を広げている。 三浦氏が不正を否定していることもあり、プロ棋士の間では「ほぼ白のグレーだと思います」「証拠はないのですね」などと慎重論が目立つ。その一方で、「個人的には1億%クロ」「二度と戦う気がしない」と暴露する棋士も出ており、見解は大きく分かれている。 ■三浦氏「疑念を持たれたままでは対局できない」 いったいどういう経緯で、三浦氏に「疑惑の目」が向けられることになったのか。将棋連盟の広報担当者は13日のJ-CASTニュースの取材に対し、 「(三浦氏の)離席回数があまりに多かったため、過去の複数の対戦相手から不正を疑う声が上がっていた」 と説明する。また、棋士の間では7月頃から「スマホを使った不正