もじれる社会: 戦後日本型循環モデルを超えて (ちくま新書) 作者: 本田由紀 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2014/10/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 目次 第一章 社会の「悲惨」と「希望」第二章 戦後日本型循環モデルの終焉 第三章 若者と雇用 第四章 教育のアポリア 第五章 母親・家族への圧力 著者の本田由紀先生が2008年に刊行した『軋む社会』以降に、様々な媒体で掲載したものを集めた書籍。よって、各章が独立した内容だと思っていい。まずは僕が各章を読んだ感想を記す。 第1章 出だしの章らしく読みやすい内容。さっと読めます(事実、分量が少ないし)。印象としては、論考と言うよりエッセイに近い。堤未果さんの本を読んでいるような感じだった(実際に堤さんの『社会の真実の見つけかた』の話が出ているし)。悲惨さが覆う今の世の中でも「社会をよりよくしたい