印刷 国民の豊かさを測る新しい「幸福度指標」の試案を内閣府の経済社会総合研究所が5日、発表した。「男性の子育て参加への女性の満足度」「ひきこもりの数」「人並み感」など132の指標をそれぞれ数値化し、国民が幸せかどうかの「物差し」にしたいという。 「幸せですか」という質問に答える「主観的幸福度」に加え、学歴や望まない非正規雇用率などの「経済社会状況」、自殺者数や寝たきり高齢者などの「心身の健康」、家族生活満足度といった「関係性」の3分野が柱。世代の違いや国際比較も考慮した指標とし、大気汚染など環境問題に焦点を当てた「持続可能性」も取り上げる。 ただ、全体の幸せ度をみる統合指標はつくらない。個々のデータを集め、早いものは年度内に公表するが、どこまで「物差し」として具体的な政策に反映されるかは未知数だ。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます