北朝鮮が打ち上げに成功したと発表した軍事偵察衛星だとする物体について、アメリカ軍は、高度500キロ前後をおよそ1時間半の周期で地球を周回していると分析しています。 北朝鮮は今月21日、軍事偵察衛星「マルリギョン1号」を正確に軌道に進入させることに成功したと発表し、来月1日から正式に偵察任務に着手するとしています。 防衛省は24日、何らかの物体が地球を周回していることを確認したと明らかにした一方、衛星としての機能を果たしているかは引き続き分析を進めるとしています。 この物体について、宇宙の監視などを行っているアメリカ宇宙軍は、インターネット上のサイトで地球を1周する周期や地上からの高度などの情報を公開しています。 それによりますと、周期はおよそ94分、赤道との角度を示す軌道傾斜角はおよそ97度で、北極付近と南極付近の上空を通過する軌道を周回しています。 また、高度は493キロから512キロだ
