“電磁波セキュリティ(漏洩/侵入電磁波に関するセキュリティ)”の業界団体である新情報セキュリティ技術研究会(IST)は11月24日,公開セミナーを開催し,電磁波による情報漏洩の公開実験や,ISTが作成した「電磁波セキュリティガイドライン」に関する発表などを行った。 公開実験では,市販されている10万円程度の受信機を利用するだけで,あるパソコン・モニターに表示されている映像を,別のパソコンで“盗聴”できることを示すデモンストレーションを実施した(上写真,拡大表示)。デモでは,あるパソコンから漏洩している電磁波を空気中/電源コンセント/電源コード経由で受信機でキャッチして,別のパソコンに表示させていた。表示された画像は不明瞭であったが,電磁波が漏れていること,および“盗聴”が可能であることは十分実感できた。 また,1億円程度の「高性能測定装置」を使った公開実験も“披露”した(下写真)。こちらは