【参院選2019】 通常国会が26日閉幕し、参院選(7月4日公示、21日投開票)に向けた事実上の選挙戦が始まった。なかでも注目されるのは東京選挙区だ。今回から改選定数が1増えて6となるものの、26日時点で少なくとも15人の候補者が乱立しており、最激戦区となりそうだ。 「いまの国会議員の多くはステレオタイプだ。当たり前のことができていない。福祉が細っているのが問題だ」 立憲民主党の新人、元都議の塩村文夏氏は26日夜、JR新宿駅東南口前で、約400人の聴衆にこう呼びかけた。 参院選屈指の注目区である東京選挙区。選挙分析で定評のある選挙プランナー、松田馨氏の分析では、当選圏上位には、自民党の丸川珠代元五輪相と公明党の山口那津男代表の現職2人に加え、塩村氏も食い込んでいる。 自民党の武見敬三元厚労副大臣、共産党の吉良佳子氏、「れいわ新選組」を率いる山本太郎氏の現職3人が続くが、こちらは団子状態とい