InnoDBのテーブルは、クラスタードインデックスと呼ばれる特別なインデックスを備えた構造にて、テーブルスペースの中に格納されます。クラスタードインデックスとは、図2に示すように、リーフと呼ぶインデックスの最下位レベルの部分がテーブルのレコードそのものになっている構成のインデックスです。よって、テーブル内のレコードはインデックス値の順に並んでいるといった特長を持ちます。Oracleでは、この構成を索引構成表と呼び、通常のテーブルと区別して提供しています。 InnoDBのクラスタードインデックスの値としては、プライマリキーが使用されるため、プライマリキーの値順にレコードが並んだ構成のテーブルとなります。プライマリキーが定義されていないテーブルの場合は、InnoDBが自動的に6バイトのローIDと呼ぶフィールドをレコードに追加し、このローIDを用いてクラスタードインデックスを構成します。 クラス