パソコン全盛時代だが、メモやノートをとる機会は失われておらず、筆記具は現在も日々の生活で必須のアイテム。その中でもシャープペンシルは、特に学生にとって重要な存在ではないだろうか。シャープペンシルはこれまでさまざまな進化を遂げ、ヒット商品も少なくないが、3月に発売された三菱鉛筆の「クルトガ」(税込み472円)が半年で100万本超を販売する異例のヒットを飛ばしている。書くたびに芯が回転する機能を内蔵しており、中高生を中心に人気を集めているという。 こうした人気を受けて、これまでに振るだけで芯が出てくる機能や残芯を短くしたもの、人間工学に基づいた設計で握りやすく疲れにくくしたもの、書きながら芯が出てくるものなどが開発されてきたが、「クルトガ」は芯先に初めて注目。書き続けていると芯先の一方のみが減っていく悩みを解消すべく、筆圧を利用して芯が回る機能を搭載した。シャープペンシルの内部に3つのギアを組