TSUTAYA図書館でおなじみの佐賀県武雄市が、市内の全児童にタブレットを無償貸与すると発表して話題になったのはちょうど1年前の事です。 事前に授業の動画などで予習をした上で授業にのぞむ「反転学習」とよばれる学習スタイルを導入するというのが目的でした。 タブレットを何につかっているのか 武雄市は、小学生へのタブレット配布にあたり、KEIAN製 7インチAndroid タブレット 3153台と11校分のシステムサーバー、学習支援システムで、総予算約1億2298万円を投じています。 3年生から算数、4年生からは理科を加えた2科目で活用を始めたとされていますが、武雄市が投じた1億2298万円には、授業に利用する「教材そのもの」の費用は含まれていません。 教材はどうしているかというと、学習塾のワオ・コーポレーション、科学雑誌のニュートンプレス、市内小学校の教諭が共同で開発しているそうです。 また、
最初から正直な話をすると私はまとめブログがあまり好きではなく、自発的には絶対読まないように心掛けているのですが、ふと自分が「まとめブログがどういうものなのか」「どういう人が読んでいるのか」を考えることはあっても「まとめブログを読んでいる人がまとめブログにどういう印象を持っているのか」について考えることは少ない事に気づきました。 今後、まとめブログについて考えるなら自分の中の印象や評価だけでなく、他者の意見も参考に、もっと広い見識を持ちたいと思ったのです。 そこでアンケート作成ツール「クエスタント」で簡単な意識調査用のアンケートを作り、ツイッターなどで一週間にわたり回答を募りました。設問は選択制から自由記述まで。私自身はまとめブログに否定的な人間ですが、そういった印象や主張で質問の内容が偏ることの無いよう、設問の作成には出来る限り考慮しました(それでも回答者の方々からある程度の指摘はあったの
今の日本の工業製品は、ユーザーがその製品をどう使うのか、どう感じるのかまで含めた「本質的なデザイン」ができていない。その原因は、デザイナー側ではなく、経営者側にあると筆者は思っている。川島蓉子さんの連載「『ダサい社長』が日本をつぶす!」も、この状況を変えようと筆者と同じ思いで綴られているのではないだろうか。実際、日本には世界のデザイン界から極めて高く評価されているデザイナーが大勢いるし、アップルなどデザインを重視する企業と仕事をしてきたデザイナーも大勢いる(次回、詳しく触れる予定だ)。 日本メーカーのデザインに何が足りないのか さらに日本は、海外の有名デザイナーを発掘した国でもある。アップルのデザインチームを率いるジョナサン・アイブがアップル入社前に名を上げたのは、日本のゼブラ社のTX2というボールペンのデザインだった。 また、4月に発売になるApple Watchのデザインを手がけたアイ
今日令和5年2月10日に新日銀総裁として植田和男氏が指名されたようです。 私シェイブテイルもこの方については詳しくは存じ上げないのですが、以前この先生が書かれた日経新聞「経済教室」の記事を読んだことがありました。 その記事を引用しながら少々コメントを追加してみたいと思います。 ハイライトはシェイブテイルが入れたものです。 債務借り換え継続、高リスク コロナ危機と財政膨張: 日本経済新聞 www.nikkei.com 植田和男 共立女子大学教授 経済教室 日経新聞 2020年12月23日 より ポイント ○財政赤字や政府債務の全面否定に変化も ○巨額の政府債務は潜在成長率に負の影響 ○借り換え継続は大損害危機と背中合わせ コロナ対応の拡張的財政政策を主因に、各国財政は大きく悪化している。国際通貨基金(IMF)によれば、2020年の先進国の債務残高の国内総生産(GDP)比率は第2次世界大戦直後
ギリシャで選挙に勝利したチプラス政権は、欧州連合との対決姿勢を鮮明にしています。 ギリシャとEU・ECBの経済的対立。 これにはある種の既視感が漂っています。 欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)は、ギリシャで財政再建方針に反対するチプラス政権が勝利したことに対し、ギリシャの財政再建を強化する策を打ち出しました。 ヨーロッパ中央銀行は4日、ギリシャで財政再建などの取り組みが後退するおそれがあることを受け、格付けが低いギリシャ国債を担保に金融機関に資金を供給してきた特例措置を解除すると発表し、ギリシャの銀行の資金繰りに対する懸念が一段と広がりそうです。 ヨーロッパ中央銀行はこれまで、ギリシャが財政緊縮策を続けることを条件に、特例として格付けが低いギリシャ国債も担保として認め、金融機関に対して低い金利で資金を供給してきました。 しかし、ギリシャで財政緊縮策の見直しを掲げる新政権が誕生し、財
『現代の理論』(明石書店)2008年新春号に掲載された拙稿の元原稿を、許可を得て公開します。一部の表現に違いはありますが論旨に変わりはありません。なお、執筆した2007年当時の情勢を念頭に置いて書かれたものであることをご承知おきください。 二 ここではいわゆる「ネット右翼」を考察の対象とするわけであるが、その可能性と意義について予備的な考察が必要である。 というのも第一に、「ネット右翼」なる概念はネット上であまり評判がよくないからである。批判の第一点は、「ネット右翼」なるものは実体としては存在しない、というものである。ネット上の投稿は大部分が匿名で行なわれるものであり、その発言を現実の個々人へと結びつけることは実際的には不可能である。ネット上に右派的な発言が多数みられるからといってその背後に多数の右派が存在するとは言えず、まして右派組織があるとは言えない。ネット上で右派的な発言をする者が実
橋下氏「学長になって言え。相当勘違いの人物」 藤井教授に猛烈な不快感 産経新聞 2月6日(金)21時28分配信 内閣官房参与の藤井聡京都大大学院教授の発言を問題視している大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は6日、藤井教授が橋下氏の意向を踏まえ「わが京大は言論封殺には屈しない」とコメントしたことについて、「学長になってから言えってもんですよ。相当勘違いしている」と不快感をあらわにした。市役所で記者団の取材に答えた。 藤井教授は平成24年に撮影したとされる動画で、橋下氏のことを川にたまるヘドロになぞらえ「ヘドロチック」などと発言。 これに対し橋下氏は5日、「この、こチンピラだけはただしていきたい」と激怒し、維新を通じて京大の山極寿一総長に見解を申し入れる意向を表明。総長の回答次第では、自身が最高顧問につく維新の党が国会で問題視する可能性に言及していた。 橋下氏はこの日、「会ったこともない相
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