ドイツのドブリント運輸相は22日、国内外のメーカーのディーゼルエンジン車を対象に実施した調査で、スズキや日産自動車などの22車種で排ガスの窒素酸化物(NOx)が基準値を超えたと発表した。スズキの車両はエンジンを欧州大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)から調達していたが、条件によっては基準値の10倍を超えた。日産の車種も基準の数倍となったが、エンジンの調達先は明らかになっていない。 調査は、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れを受けて実施した。VWの排ガス規制逃れにより環境対応への関心が高まっているだけに、場合によっては当局からリコール(無料の回収・修理)を求められる可能性がある。 基準値を超えていたのはスズキの1600ccの車種で、日本で販売していないという。日産で基準値を超えたのは2500ccの車種。これまで明らかになっている通り、違法に排ガス浄化機能