19日開催の「第7回神戸マラソン」(神戸新聞社など共催)に向け、昨年4位に入った市民ランナーの清原和博さん(26)=神奈川県=が好調だ。神戸市出身で、全国高校野球選手権で大会記録(当時)の5本塁打を放った強打者と同姓同名。5日、西宮市の甲子園球場前をスタートする「にしのみや甲子園ハーフマラソン」では初優勝した。「甲子園は清原のためにあるのか-」。名実況が聞こえてきそうな快走で、神戸マラソンに弾みを付けた。 清原さんは「いい記録を出したくて、自分から仕掛けた」と先頭集団を引っ張った。武庫川河川敷で折り返すと、追い風に乗って周りの選手も前へ出た。「結構、脚が残っていた」と冷静に残り300メートルでスパートし、ライバルを振り切った。 西武で活躍していた清原氏のファンだった父に「和博」と名付けられた。神戸市立丸山中で野球部に入ったが振るわず、「へたくそで、名前がプレッシャーだった」と苦笑する。摩耶