キョンキョンの愛称で知られる歌手で女優の小泉今日子さんが、話題になったNetflix(ネットフリックス)のドラマ『新聞記者』を降板した真相を初めて自ら明かした。財務省の公文書改ざんで命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんの役を演じるはずだったが、雅子さんの了解を得ずに制作が進むことに納得できず自ら出演を辞退したという。 キョンキョンこと小泉今日子さんは、時事問題や社会問題に鋭く発言することでも知られる。2年前、改ざん事件を描く『私は真実が知りたい』(赤木雅子さんと筆者の共著・文藝春秋)が刊行された際、事件が気になっていたことからツイッターで好意的に紹介した。これが縁で雅子さんと交流が始まり、週刊文春WOMAN(季刊誌)の企画で対談が実現した。そこで小泉さんは改ざん事件について次のように述べた。 『私は真実が知りたい』という本のタイトルを見て、これは読まなくちゃと思って読んだら、断片的な報道で