FM局に比べてAMは受信状態が良くないと感じている人は多いだろう。今年スタートする「FM補完放送」が、その不満を解消してくれるかもしれない。 FM補完放送は、AM(中波)におけるラジオ放送の難聴対策や災害対策を目的として、超短波(FM)を使ってAMラジオ局の番組を放送することだ。総務省が公表している「年度別ラジオ受信相談件数」によると、平成15年から平成23年にかけてラジオの受信相談は大きく増加しており、とくにAMラジオに関する相談は倍以上になったという。中波は電気機器が発生する電気ノイズの影響を受けやすく、また鉄筋コンクリート造りの建物が多い都市部では電界強度が低くなる“都市型難聴”も大きな問題になっている。実際、1979年と2005年で大阪市内のAM放送電界強度(電波の強さ)を比較したところ、都市部を通らないケースに比べて大幅に減衰していたという。 また一方で、AMラジオの送信所は海や
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