やはり、政治とは権力闘争の場である。盤石に見えた安倍一強体制だが、「森友学園」に続いて「加計学園」の問題でも追い打ちをかけられ、さすがにガタつき始めている。 実は、その裏に見え隠れするのは、安倍晋三総理(62)を辞任させたい麻生太郎副総理(76)の影……。 都議選の投開票日の翌日、7月3日に麻生副総理率いる麻生派は、山東派と谷垣グループから離脱した天元会を吸収合併する予定だ。その結果、最大派閥である細田派(96人)に次いで、60人規模の自民党内第2の勢力に拡大する。 政治部記者が解説する。 「6月1日には、新麻生派結成に向けた懇親会が開かれました。その場で挨拶に立った麻生さんは、“本来は、二大政党制が望ましい。でも、それができないのなら、政権与党である自民党内に二大派閥をつくり、片方がダメなときは、もう片方が政権を取るという緊張感を持つのが大事”との持論を披露していました」 どう