2013年にノーベル経済学賞を受賞したアメリカのエール大学教授のロバート・シラー氏。「根拠なき熱狂」の著者で、ITバブルの崩壊やサブプライム危機への警鐘を鳴らしたことでも知られています。 今後の日本の経済に必要なキーワードとしてシラー教授が挙げたのは“現実的な楽観主義”でした。世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」に出席したシラー教授に、ビズプラスサンデーの飯田香織キャスターがインタビューしました。 異次元金融緩和はバブルの引き金か 飯田キャスター: “バブル”あるいは“バブル経済”とは何ですか。 シラー教授: 最近よく聞かれる質問です。“バブル”とは、価格の上昇が口コミやメディアによって注目されることで引き起こされる大衆の興奮状態です。 日本はバブルを経験しましたよね。株式市場のバブルは1990年まで続きました。同時期に住宅バブルも起きました。それ以降、このようなことは一切
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