ホーナイ全集〈第2巻〉現代の神経症的人格 (1973年) 出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1973メディア: ?この商品を含むブログを見る ところが、奇妙なことに、心理学的、医学的観点に立って、神経症とは何であるのかをのべるのは、決して容易ではないのである。とにかく、表面に現れたものだけ調べていたのでは、すべての神経症に共通する諸特徴を発見するのはむずかしい。病的恐怖とか、抑うつ状態とか、身体の機能障害など、症状を基準に使うことはむろんできない。症状が全く存在しないばあいもあるからである。制止は(後に述べるような理由で)何らかの形でつねに存在するが、あまりに微妙すぎたり、よくかくされていて、補油面だけの観察では認められないことがある。性的関係の障害も含めて、他人との関係の障害を、表面に現れたものだけから判断しようとすると、全く同じ困難が生ずる。他人との関係の障害は必ずつねに存在するが
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