「屋内調教用坂路」が完成 日高 (04/12 16:00) 坂路(奥)での模擬調教を終えて談笑する騎手と関係者 【日高】ホッカイドウ競馬を運営する道軽種馬振興公社(理事長・三輪茂日高町長)は11日、門別競馬場に新設した屋内調教用坂路(はんろ)施設の竣工(しゅんこう)式を同施設で行った。念願の坂路が完成し、関係者は強い馬づくりと同競馬の充実に期待を寄せた。 坂路での調教は坂道を駆け上がることによって馬の心肺機能を高める効果があるとされる。また、屋内のために凍らず、冬期間も使える利点がある。 坂路は全長900メートル、幅10メートル。高低差は21メートルで平均斜度3・5度。ウッドチップを約20センチの厚さで敷いた。走っている馬を視認するためのカメラとモニター、タイム測定器も施設内に設置した。事業費は約6億9500万円で、昨年11月から工事を進めていた。 式には三輪町長や道農政部競馬事業室の川上