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ブックマーク / relaunch.cocolog-nifty.com (1)

  • 物語を紡ぐ者 - まったり血統派の茶飲み話

    橋口弘次郎師の功績を思い出そうとすると、あの包み込むような笑顔がまず脳裏に浮かぶ。そしてその後に出てくる馬名が、なぜか渋いところばかりになるのが不思議だ。 たとえばツルマルモチオー。 大崎昭一や田島信行といったいぶし銀のベテランとコンビを組み、短距離戦線で地道に走り続けた彼は、引退後も新潟競馬場などで誘導馬として活躍した。同時期に活躍したミマタオーが宮崎の地名「三股」に由来するのと同様、モチオーは都城の丘陵「母智丘(もちお)」に由来するのだが、そんなところに師とオーナーの郷土愛を感じたことが、この馬を印象深く覚えている理由なのだろう。 たとえばバトルタイクーン。たとえばキュンティア。 いずれも重賞に出走した経歴があるとはいえ、大きなタイトルを獲ったわけでもない馬たち。それでもなぜかその走りと名前を鮮烈に覚えている。 しかし今になって考えてみると彼ら彼女らも、橋口師が大事に紡いできた大きな物

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