大手製薬会社ノバルティスファーマが販売する白血病の薬を巡って、営業担当の社員が国への報告が義務づけられている重い副作用とみられる症状をおよそ30例把握したのに、国に報告していなかったことが会社の調査で分かりました。厚生労働省は、薬事法に違反する可能性があるとして会社に詳しく調査するよう指示しました。 ノバルティスファーマによりますと、販売する白血病の治療薬2種類について、営業担当の部署が、去年からことしにかけておよそ3000人の患者を対象にアンケート調査を行った結果、国への報告が義務づけられている重い副作用とみられる症状がおよそ30例見つかったということです。 しかし、営業担当の社員は副作用を安全担当の部署に連絡しなかったほか、国へも報告していなかったということです。 ノバルティスから報告を受けた厚生労働省は、薬事法に違反する可能性があるとして会社に詳しく調査するよう指示しました。 この白