昨日、医薬品のネット販売について28品目の措置が公表された。5品目については販売禁止、23品目は3年間販売を禁止し、その間を調査期間とする方針を田村憲久厚生労働大臣が発表した。■ネット販売は危険なのか? 23品目は処方薬から一般薬に切り替わったばかりの薬(スイッチOTC)で安全性がまだしっかり確保されていない、5品目についてはリスクが高いから今後も売らない、と判断がなされたようだ。 これ以外の薬については販売が認められ、禁止された28品目は全体の0.2%とごくわずかだ。しかし問題は0.2%しか禁止されていないという部分ではなく、「ネットによる販売は危険だから」という根拠の無い理由で禁止されている事だ。ネット販売を推進する側からすればこれは到底納得できない理由だろう。 結論から言えば今回出された方針は不毛の極みだ。自分はこれまで3回も医薬品のネット販売について記事を書いたが、ネット販売は安全