の方針などを反映したプログラムを 作成。基本計画の段階でそのプログ ラムを動かしてスタディーを繰り返 し、様々な条件を満たす最適な部屋 コンピュテーショナルデザインの醍醐味 の1つは、プログラムを使ってスタ ディーを繰り返し、最適なプランを効率 的に探し出すことだ。様々な要件を満 たさなければならない建築はもちろん、 一般的な戸建て住宅にも活用できる。 名古屋市郊外に建つO邸は、コン ピュテーショナルデザインを駆使し た鉄骨造、地上2階建ての住宅だ〔写 真1、2〕。竣工は2013年6月。ただし、 アルミ亜鉛合金メッキ鋼板の外観は 決して特殊なものではない〔写真3〕。コ ンピュテーショナルデザインを駆使し たのは、主にプランの検討だ。 設計者は前田紀貞アトリエ(東京 都狛江市)。5年ほど前からコンピュ テーショナルデザインに積極的に取 り組む前田紀貞代表はO邸の設計に 当たって、「コン