震災によって、世の中の価値観が大きく変わり、それがモノに対する価値も大きく変えていることに気がつきます。例えば、 在庫はなるべく持たない→ある程度在庫を持った方がイザと言う時安心 タワーマンションの高層階は快適→高層階は停電すると陸の孤島の可能性あり シロガネーゼより、浦安で「マリナーゼ」→液状化する場所に家を建ててはいけない 東京電力株で安定配当を→今や最大の仕手株 中国製食品は安全性に不安→日本製食品は安全性に不安 こんな世の中の動きに敏感に反応している人がいる一方で、世の中には人の逆を行く人もいるのです。 昨日聞いたのは、震災後に東京湾岸のタワーマンションを物色しているという個人の話です。震災後、日本では不動産の買い手は急激に減りました。不動産を保有することに対するリスクが地震で強烈に認識され、買うのをためらう人が急増したからです。その中でも高層マンションは、「高層難民」のリ