京阪神在住の20代半ばの専門学校生Dさんからお話をうかがった。 彼は、社長の家に生まれ、小学校受験も経験。全国的にも有名小学校に在籍していた。 だが、親のおしきせ・つめこみでは大して身につかなかったと言う。 90年代初頭に中部地方の私立文系大学を卒業後、関西でもトップクラスの不動産会社に就職が決まる。 そこは、インターネットで噂のブラック企業だった。 ブラック企業とは、統一した規格はないが、就職・労働等に関するサイト でよく使われる。極端に人使いが荒い、従業員に恐怖・不安を与える、違法や違法すれすれの行為が目立つといった特徴がある。 Dさんは、そこに入って驚いた。外回りの営業をしていると、10分に一度、携帯が鳴る。ちゃんと仕事をやっているのか探りを入れられるのだ。それも、どやされて。Dさんいわく、「軍隊みたいなスゴイ会社」だった。 営業以外にも、あらゆる作業をやることになる。 初任給は40